前回は「きのこにこだわるアーティスト」でしたが、今回は「まめ」です。
アーティストの名前は大隅さよこさん。多摩美術大学大学院修士課程で日本画を学び、今年修了する予定です。先週土曜日まで銀座で「まめあそび」という個展を開いていたのですが、今回はそのレポートです。
実はこの方も昨年の芸術祭の時に着目していたのですが、個展もなかなか面白いものでした。
まずはこの作品から。タイトルはずばり「まめあそび」です。
引き続き東京五美大連合卒展から気になった作品を。
今回ご紹介するのは、武蔵野美術大学 油絵学科の山根葉月さんです。
山根さんの作品も、昨年の芸術祭で見かけた時から気になっていました。下の写真が芸術祭の時の作品なのですが、とにかくきのこ、きのこ。平面作品と立体作品を組み合わせた、きのこだらけの世界なんです。
こんにちは・オプショナルアーツの山川です。
またまた引き続き「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」からのご紹介です。
今回は、女子美術大学 日本画の関口さおりさんの作品です。
壁一面に12枚のパネル。キース・へリングを思わせるソリッドな描線に、グラデーションのかかった鮮やかな色。タイトルは「抱擁」です。
こんにちは。オプショナルアーツの山川です。
今日「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」を見に行ってきました。面白い作品がいくつかあったので、何回かに分けて、勝手に紹介させていただきます。
もし問題があれば該当エントリーのコメントでご指摘ください。コメント内容を確認の上、対応いたします。
まず最初にご紹介するのは、多摩美術大学 彫刻学科の中里洋介さんの作品です。タイトルは「sketch」。
こんにちは。オプショナルアーツの山川です。今回は3331のバンビナート ギャラリーで開催されている「蛭子未央“おいしい軟水”」展をご紹介します。
蛭子未央さんは1987年生まれで、武蔵野美術大学 油絵学科を今年卒業する予定になっています。一見すると「いったい何だろう」と思わせる数々の絵。展示の紹介文には「アール・ブリュット」という言葉が登場し、さらに「美術教育を受けた蛭子の作品は当てはまりません」という記述があります。しかし作者本人を知らなければ、アール・ブリュットだと思ってしまいそうな雰囲気もある。実際に蛭子さんと話をしてみると、そのようなカテゴライズは確かに、ちょっと違うんだろうなと感じるのですが。
こんにちは。オプショナルアーツの山川です。
昨日、彩鳳堂画廊で開催されている「小谷里奈個展―quiet view」を観てきました。
小谷さんは今年、多摩美術大学大学院を修了する予定になっており、この個展も修了展示として開催されています。専門は日本画です。
展示会案内の文言にもあるように、作品群の第一印象は“藹然”という言葉がぴったり当てはまります。藹然(あいぜん)とは、霞がたなびいているような、穏やかで柔らかいイメージのことです。右の絵はそのタイトルもずばり「藹然」ですが、柔らかい色調、あわあわとした形のとらえ方が印象的です。(クリックすると拡大します)
今回は人形町のSPACE/ANNEXで行われている「宮崎麻奈展~まなざし」をご紹介します。
宮崎麻奈さんは多摩美術大学大学院修士課程の工芸専攻を今年修了する予定になっており、この展示は修了制作展という位置付けです。人の「表情」をテーマとした陶(焼き物ですね)による制作を続けていて、実は多摩美の芸術祭でもちょっと気になっていたアーティストです。多摩美芸術祭では下の写真のように、グレーを基調とした空間の中に、白い陶で制作された「狭間の住人」という作品が展示されていました。
こんにちは。オプショナルアーツの山川です。
今回は3331のA/Agalleryで開催されている『東京ブギウギ,やまなみウキウキ』展の中から、2人のアーティストの作品をご紹介します。
この展示会はエイブル・アート・ジャパン(旧称「日本障害者芸術文化協会」)が行っているもので、知的障害のある人達の通所授産施設である「やまなみ工房」に所属している方々の作品展です。オプショナルアーツの趣旨は「若手アーティストの紹介」にあるので、今回はちょっとだけ趣旨からはずれるのですが、作品にものすごいパワーというか、生命力を感じたのです。
こんにちは。オプショナルアーツの山川です。
昨日は上野、今日は銀座と、多摩美卒展を続けて見に行きました。その中から今回は、銀座の「ぎゃらりぃ朋」で展示されている角川悠香さんの作品を紹介します。(右写真はそのフライヤです。クリックすると拡大します。)
角川(つのがわ)さんは今年、多摩美術大学 大学院 修士課程 美術研究科 絵画専攻 日本画研究領域(な・・・長い!)を修了予定で、その記念として個展を開催しています。岩絵具を使った色遣いが、なかなか美しいんですよ。
こんにちは。オプショナルアーツの山川です。
今週月曜日、東京藝術大学の卒展を見に行きました。いい作品がたくさんあったのですが、今回はあえて1人だけご紹介したいと思います。圧倒的な描写力、強烈な色、そしてその世界観に、ノックアウトされてしまったのです。
アーティストの名前は岡本瑛里さん。同級生は「エリック」と呼んでいました。2010年に東京藝術大学を卒業、今年大学院油絵技法科を修了しています。すでに在学中からいくつかの賞を受賞しており、注目の若手美術家のようです。
今回の卒展では、絵画棟7階で作品を展示。ここではその中から2作品を採り上げます。
まずは右の作品。タイトルは「奪還(The Regaining)」、大きさは幅91cm、高さ197cmです。この作品は2010年に制作されたもので、すでに「個人蔵(売却済み)」となっています。(クリックすると拡大します)
こんにちは。オプショナルアーツの山川です。
今回は武蔵美卒展の第3弾。
インスタレーションと立体モノの中から、
気になった作品を4点ご紹介します。
こんにちは。オプショナルアーツの山川です。前回の続きです。前回は色鮮やかな作品を3つご紹介しましたが、今回はどちらかというと落ち着いたトーンの作品を採り上げます。
まずは、造形学部日本画学科 パク ソンギョンさんの「WATER SPACE-存在」。韓紙(からかみ)に岩絵具と水干絵具、墨、アクリル絵具で描かれているそうです。
こんにちは。オプショナルアーツの山川です。
去る1月22日(日)に、武蔵野美術大学の卒業・修了制作展を、鷹の台キャンパスで見てきました。
今回はそこで展示されていた作品群の中から、私が「面白いなあ」「いいなあ」と感じたものの一部(ほんとうにごく一部です)を、ご紹介したいと思います。
まずはこれ。幅5m32cm、高さ1m89cmという大作です。
今回は1月13日に「3331 アンデパンダン・スカラシップ展 vol.2」で見た、Hi!LEGさんの「有名になりたいプロジェクト」をご紹介します。
「Hi!LEG(はいれぐ)」は武蔵野美術大学映像学科在学中の3人のアーティスト(萩生かなさん、寺川秋穂さん、吉山桃子さん)によるアートユニットです。「有名になりたいプロジェクト」は彼女ら自身を映画のポスターに登場させるという、パロディ作品シリーズ。これが「3331 アンデパンダン・スカラシップ展 vol.2」でオーディエンス賞を受賞し、展示されているのです。
実はこの作品群を、私は2011年10月の武蔵美芸術祭で見ています。この時はたしか、鷹の台キャンパス12号館の階段の壁に、ごく普通のチラシのように貼ってありました。こんなふうに。
前回は「フォーエバーヤング」「HOME ALONE」の中から、赤羽史亮さんの作品の一部をご紹介しました。今回はその続きです。これらの展示会のもうひとりのアーティストである、尾竹隆一郎さんにフォーカスしてみます。
尾竹さんの作品紹介も、けっこう難しい。私が思うに彼の作品を見るときには、彼の「ひととなり」を知ることがひとつのの鍵になるのではないかと。そこでここではトークセッションの会話を絡ませながら、作品の紹介を進めていこうと思います。トークセッションのビデオは「HOME ALONE」のホームページでご覧いただけますので、こちらもどうぞ。
続きを読む "一筋縄ではいかない2つの2人展~「HOME ALONE」&「フォーエバーヤング」(2)/尾竹隆一郎さん" »
こんにちは。オプショナルアーツの山川です。
先週金曜日に3331に行って、
「HOME ALONE」と「フォーエバーヤング」を見てきました。
開催場所は3331。
「HOME ALONE」は island MEDIUM、
「フォーエバーヤング」はバンビナートギャラリーです。
続きを読む "一筋縄ではいかない2つの2人展~「HOME ALONE」&「フォーエバーヤング」(1)/赤羽史亮さん" »
こんにちは。オプショナルアーツの山川です。
今回はとよだともみさんの作品をご紹介します。
とよださんは現在、多摩美術大学 油絵科の4年生。
2011年11月の多摩美芸術祭で作品を見て、
私は一発でファンになってしまったのです。
まず目を惹いたのがこれ。タイトルは「クリスマスター」です。
こんにちは。オプショナルアーツの山川です。
今回ご紹介するのは、3331内のisland MEDIUMで開催されているうさぎっこクラブ個展「卯展決行」です。
うさぎっこクラブは、愛☆まどんなさん、大塚聰さん、桜井貴さんという若手アーティスト3人による同人誌サークルなのですが、ここでは桜井貴さんの作品をピックアップしてみたいと思います。
まずは下の5作品をごらんください。キュビズムというか、いかにも「ピカソ」といった描き方で、5人の少女の肖像が描かれています。