今回ご紹介するのは、3331/island MEDIUMで個展「はだかちゃん」開催中のはまぐちさくらこさんです。
はまぐちさんは1981年京都生まれ、2001年に京都嵯峨美術短期大学を卒業しています。2002年に「GEISAI 2」で奈良美智 個人賞を受賞したのを皮切りに複数の受賞歴があり、これまでに数多くの個展やグループ展を行っています。
今回の「はだかちゃん」では作品展示はもちろんですが、ボディペインティングのライブや、現場で作品を創り上げるライブペインティング、絵本制作、絵のイメージを香りにするアロマテラピーなど、いくつかのイベントも行われたようです。私はこれらのイベントには参加できなかったので、とりあえずは展示作品を紹介します。
展示会場に足を踏み入れたとたん、「これはただ者じゃあないな」という空気を、ビンビン感じます。1枚1枚の絵から、エネルギーがガンガン放射されている。あちこちで爆発が起きている。そんな感じ。
何が描いてあるのかは、わかるようでわからない。でもそこには濃厚な人の気配がある。にぎやかで熱い。気持ちだけがダイレクトに伝わってくる。そんな感じ。
ダクトパイプには「はだかちゃん」という漫画が貼られていて「よみなよ」という文字。
右手奥には畳3枚以上の大作もあります。
カウンターには、奈良美智さんの推薦帯付きの絵本、作者サイン入りの「ゆるす」という200頁近い分量の作品集、フリスビーまであります。
絵本と作品集は、もちろん即購入。「こりゃすげえや」というのが私の感想です。ほんと、すごい。はじけてます。
そして今回の展示で最も気に入ったのがこれです。
18センチ×14センチの小さな作品です。でも密度がすごく濃い。買おうか買うまいか、いま真剣に悩んでいます。
はまぐちさくらこさんの「はだかちゃん」、6月24日(日)までの開催です。今週末がラストチャンス。見に行く価値は十分あると思います。