こんにちは。オプショナルアーツの山川です。
今回は5月20日(日)に行ってきた第3回「四畳半アートフェスティバル」のレポートをしたいと思います。
私がこのイベントに顔を出したのは、実は今回が初めてではありません。今年の2月4日(土)に開催された第2回を覗きにいったのが最初です。誘ってくださったのは、2011年2月に「まど☆マギとピカソの意外な接点?」で紹介した桜井貴さん。イベントのタイトルがなんだか面白そうだったので、千駄木から登戸までガタゴトと電車に揺られていったのです。
独創性を持ったアーティスト達がジャンルの垣根を越えて、
絵画、写真など様々な作品を展示する
1日限りのアートフェスティバル!
その第三回を開催いたします!!
開催場所は「二○八号展示室」。
開催時間は13時~20時頃まで。
告知には住所の記載もなければ地図もありません。
最寄り駅が登戸であること以外は、謎に包まれています。
そして当日の16時過ぎに、ようやく会場までの地図が公開されています。
登戸駅から会場までのルートを示した手書きの地図です。
私が第3回「四畳半アートフェスティバル」の会場に到着したのは15時半頃でした。会場外観を撮影していたとき、主催者で写真家の谷口雅彦さんをはじめとする数名が、会場建物から出てきたところでした。「あれ、お出かけですか?(レレレのレー)」と訪ねると、これから駅前に地図を貼りに行くとのこと。それが上の地図だったというわけです。
これは建物の会場外観。通りすがりのカップルが、興味深そうに覗き込んでいます。この日は曇っていたので写真がパッとしませんが、ほんとうに味のある、いい建物なんですよ。いちど夕焼けの時に撮影してみたいなあ。
玄関を入るとこんな感じ。ポストの右手に勾配の強い階段があります。
イベントタイトルのとおり、会場の広さは四畳半。文字通り畳敷きの四畳半なのであります。そして壁面には、写真や絵画、オブジェなどが貼られています。
桜井さんたちが発行している同人誌「うさぎっこクラブ」もあります。(もちろんゲットいたしました)
そしてなぜか部屋の隅にはレトロなブラウン管テレビ。昔のアイドルの映像が流れています。
私が到着したときには10人近くの人が部屋の中にいました。エアコンはありません。暗室として使っている隣の部屋にはあるらしいのですが。窓は開けっ放し。爽やかな風が入ってきます。
みんなそれぞれ好きなように、好きなことをしています。
いきなり始まる撮影会。
その足元で寝ころぶ人。
しばらくするとビールとブランデーが登場し、乾杯が始まります。(右側の赤い帽子をかぶっている方が、主催者の写真家・谷口さんです)
メインアトラクションは、桜井さんのスケッチブック漫談。
そして雑談。雑談。雑談。
会社を辞めて日本中を旅している夫婦の話。
エロ雑誌編集者のエロ体験談。
セシウムと食品の話。
気持ち悪い人を好きになれるか否かの議論。
映画「パンツの穴」の素晴らしさ。
話題はあちこちに飛んでいきます。
ちゃぶ台の上はごらんのとおり。
私は17時頃に退散したのですが、その頃には15人ほどの人が集まっていたと思います。窓からの換気だけでは足りないのでしょうか、徐々に息苦しさが増してきます。参加アーティストのひとりであるりんりんさんのブログによれば、第2回の最高人口密度は12人くらいだったということでしたから、記録更新ということになります。
まあだいたいこんな感じなのですが、おわかりいただけたでしょうか。実にまったりとした、説明しにくいイベントです。強いて表現するとすれば、中学時代に遊びにいった同級生の部屋。そんな感じですね。
「四畳半アートフェスティバル」、次回は7月頃に予定しているそうです。きっと部屋のなかは熱気でムンムンしているんだろうな。
いつもなら「興味のある方はぜひ」と締めくくるところなのですが、今回はやめておきます。あれ以上人口密度が上がると、熱中症になる人が出るかもしれませんから(笑。