こんにちは。オプショナルアーツの山川です。
去る1月22日(日)に、武蔵野美術大学の卒業・修了制作展を、鷹の台キャンパスで見てきました。
今回はそこで展示されていた作品群の中から、私が「面白いなあ」「いいなあ」と感じたものの一部(ほんとうにごく一部です)を、ご紹介したいと思います。
大学院造形研究科美術専攻日本画コース 加藤哲郎さん
「蜂」
まずはこれ。幅5m32cm、高さ1m89cmという大作です。
細かい鮮やかな色の断片が絡み合っている。拡大するとこんな感じです。
油絵学科油絵専攻 山本裕子さん
大学院造形研究科美術専攻油絵コース 福嶋さくらさん
この色の断片がうねうねしているのを見るだけでも、なかなか気持ちいい。作者は大学院造形研究科美術専攻日本画コースの加藤哲郎さん。高知麻紙にアクリル絵の具で描いてあります。タイトルは「蜂」。え、蜂?
よく見ると、絵の中に、3匹の蜂が見えます。
ね、蜂の顔、見えました?確かに蜂だ。
油絵学科油絵専攻 山本裕子さん
「風と大地の踊り」
次はこれ。油絵学科油絵専攻 山本裕子さんの「風と大地の踊り」です。
これもなかなかの大作。2枚のキャンバスを上下につなげて描いてあります。しかも細かいところまで描き込まれている。美しいですね。
なおこの作品は、卒業制作/油絵学科油絵専攻の優秀賞を獲得しています。
大学院造形研究科美術専攻油絵コース 福嶋さくらさん
「lurker」
次は、大学院造形研究科美術専攻油絵コース 福嶋さくらさんの「lurker」です。
大地の緑と空の青が鮮やか。でもこの作品で注目すべきなのは、そのディテールにあります。
油彩の上から刺繍がなされている。これは面白い手法ですね。これが独特の存在感を生み出しています。
まだ3作品しか紹介していませんが、画像が盛りだくさんになってしまったので、今回はここまで。このエントリー、次回に続きます。